コスタリカに住んでた時の話① コスタリカの概要
- Watanabe Tsukasa
- 2018年1月29日
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中米にあるコスタリカは、日本の九州と四国を合せたぐらいの面積(5万1100㎢)に世界の5%の生物が生息している。国土の26%を占める国立公園や自然保護区の広さは目を見張るものがあり、手塚治虫氏の作品「火の鳥」のモデルとなったと言われているケツァールやウミガメなどが有名だ。

人口は約467万人で首都圏には約260万人の人々が住んでいる。スペイン系および先住民との混血が95%を占めているが、自分たちは白人だと主張する人も多い。
首都には中国人を頻繁に見かけるので、私もチーノ(中国人)!と声を掛けられることがある。正直、言い方が小馬鹿にしている感じなので、あまり気分は良くない。
漫画やアニメは若者の間で有名で、走っている車はほとんどが日本製で、日本人に対しては好意的である。一方で「中国、韓国と日本は同じ言語を話すのだろ?」や、「テレビで見たのだが日本人はゴキブリを食べるの?」などの質問を受けることもある。地球の裏側にある国のことなんて、まぁどこもそんなもんだろう。
自分が働いていた診療所の一つは、ラカソナと呼ばれる先住民の村に位置していた。この村のインディヘナの人達は、スペイン語以外にもノベ語と呼ばれる言語を話していた。
この村の問題は主に2つあった。1つ目は、性教育が不十分であることから10代前半での出産が多いこと。2つ目は食事のバランスが悪いことによる栄養不良であった。

女性は鮮やかな色の服を自分で縫って作っているらしい。この村の雑貨屋さんにもコカコーラを売っていたのは驚いた。診療所には診察台しかない中で、自分に出来ることを無我夢中で提供する日々であった。

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